2007年10月17日

ドッグセラピーの体験授業 松阪の飯南高「癒やしの力」実感

犬との触れ合いを通して心身を癒やす「ドッグセラピー」を、福祉の視点から考える授業が十六日、松阪市飯南町粥見の飯南高校で開かれた。ドッグセラピストが犬を伴って訪れ、生徒たちに福祉現場での役割などを紹介した。

 ドッグセラピストは「日本レスキュー協会」が認定する資格で、専門の訓練を受けた「セラピードッグ」とともに、老人福祉施設や医療機関などで活動。犬との触れ合いが精神の安定をもたらし、心身の負荷を軽減する効果があるという。

 飯南高は、介護福祉士の資格取得を目指す「介護福祉系列」を設けており、福祉分野の新たな取り組みのドッグセラピーについて学ぼうと授業を計画。

 同系列を選択する生徒と近くの飯高西中の生徒の合わせて約二十人が参加し、伊勢市前山町のドッグセラピスト里路友恵さん(30)の授業を受けた。

 里路さんは相棒のラブラドルレトリバー「ポコ」を傍らに座らせ、服従心や社交性を培う訓練法や、犬を介してリハビリの意欲を高める福祉施設での活動を紹介。「犬はいるだけで人の心を癒やす力がある」と、ドッグセラピーの意義を説明した。

 授業の後、生徒たちは実際にポコとの触れ合いを体験。体のどこを触れられても決してほえないポコに大いに関心し、犬の持つ「癒やしの力」を実感していた。

出典:中日新聞

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Posted by サンポ at 23:28